飛躍期

第19回  湘南台地区地区

 湘南台地区での開催は3度目となりました。募集開始初日の5時間で、当初予定していた定員の3倍を超える応募がありました。過去最大の56人のこどもたちをどう導くかが大きな課題となりましたが、事前の念入りな打ち合わせと学生スタッフによる探検ルート散策により、当日を楽しく安全に終える事ができました。
 また、今年度は皆勤賞2名精勤賞4名と続けて参加してくれるこどもの数が増えていることを実感できました。ジュニアボランティアの数も年々増え、今年で卒業の6年生から中学生になっても参加したいと嬉しい声を聞くことができました。参加者の小学生だけではなく、ジュニアボランティアの育成を今後は検討していきたいと考えています。

第18回  藤沢地区

 昔、江戸(東京)から京都、大阪などに出かける際に使われていた、東海道。その道中には旅人が泊まる為の宿がたくさん集まっている宿場町が53カ所あり、藤沢宿もかつてあった宿場町のひとつ。しかし、JR藤沢駅の完成や、交通機関の発達と共に、人が留まることも少なくなってしまいました。
この問題に対し、テーマを「30年後も住みたくなるまち」と題し、こども達になげかけてみました。
 植栽の手入れがされていないところには、彩り豊かな花を植え、国道一号線沿いのイチョウを住宅のある街路地まで伸ばすことで、鮮やかな街なみとしました。また、昔ながらの風景を残す為に、蔵を新たに建てたりもしています。完成間近になってくるにつれ、スタッフ・こども総出となって模型を置くという慌ただしい状況になりましたが、無事完成させることができました。

第17回  大庭地区

 大庭地区は1970年代から「湘南ライフタウン計画」として住宅地の開発が行なわれてきました。 しかし、現在は高齢化が進み、交通アクセスの不便さから、空洞化が心配されています。 この問題に対し、テーマを「住みたくなるまち」と題し、こども達になげかけてみました。
交通の面は路面電車、ロープウェイ、手すりを設置などの案が。 まち全体が明るい雰囲気になるように、壁面や屋上のあり方の工夫もあり、 住民が集まれるカフェや色々な人に来てもらいたいからキャンプ場をつくるなど、楽しいまちになりました。
昨年から、模型をつくる前に絵を描いてもらう工程を取り入れましたが、 今年はより描きやすいように住宅や山、川といった下絵を紙に描くことでイメージを膨らませやすい工夫をしました。 その結果、全部で100枚以上になる絵の中には、たくさんのアイディアが詰まっていました。

第16回  片瀬地区

 観光地である江ノ島を中心に「景観・防災・観光」をテーマに企画しました。昨年度の反省をふまえ、エリアごとではなくテーマごとに班を分け模型制作しました。新しい試みとして、模型制作の前に思い描く30年後のまちをこども達に絵をかいてもらいました。そのことによって、こども達が考えるソフトの部分が見えたのは良い点です。
 観光地ということで、遊園地化しがちな場所ですが、テーマに沿って、必要なものを考え、大きさや形は他の班とも相談しながら、調和のとれたまちが出来上がりました。特に難しい防災というテーマに独創的な案もあり、漠然と考えてもらうよりもテーマを与えることで、より深く話し合うことができた成果です。

第15回  六会地区

 六会地区での開催。はじめての試みとして散策も模型も同じ班で行ない、こどもリーダーを班で選出。リーダーを中心に1〜6年生という学年が違う子たちが一致団結して議論し、模型制作していたのが印象的でした。まる2日間班の子たちと過すことの良さの反面、模型のエリア分けが難しかったことが反省点としてあげられています。こどもたちの意見の中に「みんなが幸せに笑顔あふれるまちにしたい」というスローガンがありました。大人になってもぜひその気持ちを忘れないでほしいです。 今回小学生の時にふじさわこどもまちづくり会議に参加してくれていた子が2名中学生になり、ジュニアボランティアとしてスタッフ側でお手伝いをしてくれました。これも長くこの会を続けてきた成果であると、スタッフ一同うれしく思っています。

第14回  村岡地区

村岡地区での開催。大学1年生から参加してくれていた学生さんが4年生になり、彼らがメインで活動してきました。村岡地区では新駅構想がありますが、大人の考えが中心にならないように企画を考えました。結果、こどもたちからは村岡の人達が便利で、賑やかで楽しいまちにしたいから新駅をつくると意見がでました。その反面、谷戸や古いお寺を残したいとの意見から、交通の便と自然やお寺をうまく配置できるように工夫をしました。
「人と人が関わり合って、明るいまちをつくりたい。」とこどもたちから出た言葉は、私たちスタッフもそうあってほしいと願うことです。

第13回  辻堂・明治地区

パナソニック跡地にて開催。法政大学の学生がリーダーとなり、前回の何もない土地C-Xを踏まえ、スタッフが下見散策や資料を調べる中でこの土地らしさを見いだし企画をねりました。こうした学生スタッフの成長もみられる良い会でした。この年はスタッフにスポットをあてたメイキングビデオを制作致しました。
また、日本大学の授業の時間をお借りし、学生スタッフ勧誘活動を行い新規に3名のスタッフが増えました。 「日本都市計画家協会賞 特別賞 まちづくり教育部門賞」「ふじさわ景観まちづくり賞」の2賞を受賞。

第12回  湘南C-X地区

5月に藤沢市より依頼され湘南C-Xまちびらき記念イベントに参加。準備期間も短く当日は1日のみのため模型や散策コースの設定を小さくし、工夫をしながらの開催となりました。湘南C-Xは何もない土地のため、その土地らしさをこどもたちに伝えることがとても難しい地域でした。予想通りこどもたちからは抽象的な意見が多く見受けられ、例年のような盛り上がりに欠けていました。そのような中で地元の方達の協力により辻堂の歴史や現状を資料と声で伝えることができたことはとても勉強になりました。

第11回  鵠沼地区

 夏に開催されたフォーラムの結果を出す。という点でも非常に重要な意味をもった今回の 鵠沼地区での開催。緑の会の方々の協力もあり、完成度の高い模型で成功をおさめることができた。
 いつでも「いまが最高!」で取り組んでいる。それぞれ思い出深い事業であるが、 最新事業結果が最高であることに変わりはないし、 またそうでなければ発展もありえない。

ふじさわこどもまちづくり会議記念フォーラム

 10年の軌跡と"これからのまちづくり会議''を考える。
6名のパネリストをお迎えし、今後の方向性について市民の方、学生さんを交え貴重な意見を頂きました。
「教育力。自分で自分を鍛える。事業内容はシンプルに。地域の歴史、文化、気候、風土を研究。 こどもたちが感じる美しさ、色彩感覚の感性を引出す。他人への思いやり。このような活動の 世界的なネットワークづくり。教える事の重要さ。海から見た景色、建築、自然の重要性。 こどもの意見提案を受入れる。こども同士で合意形成できる。」etc…

第10回  湘南台地区

 第10回記念大会ということで、第3回の湘南台地区での2度目の開催。当日は雨の中こどもたちは元気にまちを歩きました。湘南台駅を地下に埋め、東西で分断されたまちをつなぐ、湘南台のシンボルタワーを作る等々ユニークなアイディアも飛び出し、緑あふれる豊かなまちによみがえらせ、第10回記念大会は無事終了。
3月に湘南台くらし・まちづくり会議さんと共催で湘南台駅地下広場に模型展示。 広報活動としては4月“こども環境学会”横浜全国大会での発表、5月“造園学会”ポスター展示に参加。

第9回  藤沢駅前(藤沢・鵠沼地区)

 JRと小田急、江ノ電が停車する藤沢駅周辺にて開催。駅前再開発をこどもたちが計画するという、難問テーマに始まった大会です。折しも耐震偽装マンションがエリアに登場。こどもたちからは大人顔負けの提案が出され、その模様は、ケーブルテレビや、神奈川新聞、読売新聞の湘南版に取上げられました。それは少しずつ認知されてきた証でもあり、「継続は力なり」に間違い無かったことを、改めてスタッフ一同確認できました。
 広報活動として、公立小学校の校長会で模型を展示し、プレゼンテーション。またこの年から藤沢市民まつりに出展しての広報活動を開始。その甲斐あって全市的に多くの学校から参加希望がありました。
 さらに、国土交通省からも見学があり、国の機関からも注目される事業となりました。そのネットワークを通じ、全国公立小学校の教職員に配布される副読本「教室の窓・小学校図画工作」に紹介されました。

第8回  片瀬地区

 前年の失敗を受け、代表三原のPTA時代のネットワークを生かし、新年度前の3月から、3者連携会議でのプレゼンテーション(六会地区の模型展示)、協力を仰いだローカル広報活動(地域の懐に入り込むゲリラ活動)として最初の周知活動となりました。また一方、東海大学・加藤先生と関東学院大学・水沼先生が多くの学生達を引率し、5月のコース散策と懇親会BBQにも参加され、新規学生スタッフが参加した大会です。
 その甲斐会って、第8回目にして初めて参加者申込開始日から3日で定員を突破という快進撃で、43名の申込があった記念すべき大会となりました。なかでも、地元片瀬小学校では、当時の学校長の朝会での呼びかけが功を奏し、17名の大量参加となりました。“周知活動は現場の声が一番”ということも確認できました。
 開催翌月に、神奈川県と藤沢市共催の環境フォーラムで、模型展示してのスピーチ紹介をさせて頂きました。  また学生スタッフの武田さんがこの事業を卒業論文のテーマとして、すばらしい論文を収められました。

復活期

第7回  六会地区

 慶応の学生に変わり、この年から日本大学の学生が多数参加。日本大学六会キャンパスのお膝元で、企画はおもしろい内容になりましたが、主役のこどもたちが、開催地区近郊の小学校6校にチラシ配布したにも関わらず、参加申込は少なく、地縁の小学校に追加配布し何とか定員30名枠内の25名参加での開催となりました。
 第6回同様、こどもたちに日大キャンパス高層棟からのまちの姿を見学してもらい、未来の六会のまちを計画してもらいました。完成した模型は、監修して頂いた日本大学・島田先生のご厚意により、日本大学六会キャンパス内の生物環境科学センター内のギャラリーに、完成日より3月の発表会まで展示させて頂きました。  この年、財団法人まちづくり市民財団のアウトドアクラスルームに認定されました。

第6回 明治地区

 鵠沼地区を最後に、第1回から中心的役割を担ってきた学生達が抜け、それに変わり明治地区の社会人ボランティアネットワークによる応援を頂き開催。駅前マンションの最上階通路や芙蓉カントリークラブの駐車場を借り、まちの俯瞰見学を通して、こどもたちに問う企画が始まりました。折しも辻堂駅前の関東特殊鋼工場跡地がぽっかりと空き、大人より先にこどもたちに土地利用計画してもらう「わくわくどきどきまちづくり会議」となりました。そのクォリティは、どうやらしがらみのない、こどもたちに軍配が上がりそうです。
 完成した模型は、明治小学校100周年祭で展示させて頂きました。

第5回  鵠沼地区

 4回目の大失敗を受け、どうしたら市民とこどもたちに周知できるかが、命題として実行委員会が始まりました。幸か不幸か代表の三原が、鵠沼中学校PTA会長職を引受け、周知活動はミニコミ誌や市広報から、PTAや教育現場、地域連携にシフトしました。その手始めとして、開催地区周辺小学校を訪問してのチラシ配り、PTA連絡協議会や会長会でのスピーチ、そして行政内にも率先して周知活動を行いました。
 また、鵠沼の様々な地域活動の会と意見交換することでスタッフ教育と企画内容の充実が図れました。
 完成模型は、商店街関係者のご厚意により、鵠沼商店街のフリースペースにて一週間展示させて頂きました。  来賓は市長に加え、教育長もおいで頂き講評頂きました。

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転換期

第4回  藤沢地区

 3回目で気をよくした学生スタッフが、新企画“遊行時一泊肝試し体験付き”会議を立ち上げましたが、こどもたちが集まらず、スタッフ一同意気消沈。一時は完全中止も覚悟でしたが、スタッフ有志による「遊行寺にお詫びの一泊合宿」を敢行。“ひとりでも参加者がいたら決行する”を合言葉に、その年の秋2日間に短縮し開催。3日間でも厳しかった日程を、2日に短縮するというこの選択が、現在のフレームをつくりました。厳しさの中にこそ「改革」があるという解を導き出した当時の学生スタッフの功績は今も生かされています。
 またこの年から、参加者OB(中学生)や隣町(鎌倉市・茅ヶ崎市)の希望者の受け入れも始まりました。初日は大雨でしたが、一人の欠席者もなく、スタッフの結束が実を結んだ事業となりました。完成した模型は、公民館分館の彩美館にて一週間展示させて頂きました。その後のこの活動の基礎となる、「常にこども目線で、おごることなく基本に忠実に」が確立した、忘れられない大会となりました。

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黎明期

第3回  湘南台・遠藤地区

 第3回は夏休みに時期をづらし、学生スタッフからも次々に新企画が飛び出し、市所有のバスを借りての事業となりました。夏休み連続の3日間中、1日半をミーティングに割いての実の濃い会議となりました。スタッフとこどもたち一人一人がくじを引き、そのまちの関係者(会社員、行政マン、不動産屋、農家、教師、女子大生、たぬき等)に成り代わり、それぞれが本気で議論を重ねて創られたまちは、現在の原形となりました。湘南台文化センターギャラリーにて一週間展示させて頂きました。
 またこの年より、この事業を推薦して下さった山本市長が来賓、講評を頂き、恒例事業となりました

第2回  新林(村岡)・駅前(藤沢)地区

 第2回は、自然環境とまちをテーマに新林公園と藤沢駅前をつなぐエリアとし、市役所大会議室とSFCキャンパスにて開催。1回目の失敗をふまえ、1/500の都市計画模型としたことは良かったのですが、6畳大の模型は少々手に余る大きさでした。

第1回  大庭地区

 記念すべき第1回は、開催まで1年以上に渡り実行委員会にて議論。慶應義塾大学湘南キャンパス・秋祭り実行委員会本部企画事業(共催)として、大庭市民センターとSFCキャンパスにて、2週間の週末を使い3日間開催。模型を1/50としたことで住宅展示場と化したことと、模型材料に不適切なスタイロフォームを使用した失敗がありましたが、大学祭のなかで開催したことで、こどもたちや保護者の評判はまずまずでした。

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第11回 鵠沼  その1

第11回 鵠沼  その1

第11回 鵠沼  その2

第11回 鵠沼  その2